Uber Eats(ウーバーイーツ)を注文したときに、こんな経験はありませんか?
担当する配達パートナーが決まったのに、「他の地点を経由してからお届けに向かいます」と表示されて、配達員がなかなか自宅まで来てくれないケース。
実はこれ、W配達であなたの注文が後回しで配達されてるんです!
Uber Eatsには同じ配送手数料を払ってるのに、後回しされたら腹立ちますよね?
そこで今回は、
- 「他の地点を経由してからお届け」とはどういうことか?
- 配達する順番は誰が決めているのか?配達員の独断?
- 【重要】後回し配達されない方法
この3つを分かりやすく解説していこうと思います。
【Uber Eats】「他の地点を経由してからお届けに向かいます」とは何か
Uber EatsにはW配達というのがあります。
W配達とは、配達パートナーが2件分の配達を同時に行うことです。
①レストランA→②レストランB→③Aの注文者の家→④Bの注文者の家
という流れで配達が行われています。
もちろんレストランAとBじゃなく、同じレストランの商品を2人の注文者の家の届ける場合もあり。
このW配達は、最近のUber Eatsの主流になっています。
ですので、もしもあなたが1番目に配達する家じゃなく、2番目だと、運悪く後回し配達となってしまうわけです。
Q.後回し配達にされているか、どこを見れば分かるでしょうか?
A.担当する配達パートナーが決まり、レストランを出発すると分かります
▲配達パートナーがレストランを出発すると、アプリ画面の表示が変わります。
「お届け先に向かっています...○○さんがご注文の品を受け取りました。到着と同時に通知が届きます」だと、一安心。あなたは後回しにされていません。
たまたま、あなただけの1件配達、あるいはW配達の1件目ということなので、レストランから直で自宅まで来てくれるでしょう。
しかし!!
「お届け先に向かっています...ご注文の品は配達中です。○○さんが他の地点を経由してからお届けに向かいます」
この『経由』というワードが出てきたら、あなたの注文はW配達の2件目、つまり後回しということになります。
またW配達以外にも、トリプル配達というのもUber Eatsにはあります。
3つですよ、3つ!
1人の配達パートナーが、3つの注文を同時にそれぞれの注文者の家まで届けるんです。
もしもあなたが3番目の家ならば、「○○さんが他の数地点を経由してからお届けに向かいます(上の図参照)」となります。
W配達が、同じ方向、同じエリアだったら、到着時間が思い切り遅れることは考えずらいですが、
雨の日や、繁忙期などは配達パートナーが足りなくなると、全く逆方向のW配達もあったりするので、その場合到着時間は期待通りとはいかないでしょう。
配達する順番は誰が決めているの?先に配達してもらえることはできる?
結論から言うと、配達する順番は配達員は決められません。
まずUber Eatsから、配達パートナーのほうにW配達のオファーが来ます。
指定されたレストランで商品を受け取ると、まずは一軒目の家が表示されます。そしてそれが完了すると2軒目の家が表示されます。
配達パートナーはUber Eatsのアプリ通りにしか動けないので、配達順は決められないし、変えられません。
・・・と怒らないでください。配達パートナーではどうすることも出来ないんです。
お願いしたら先に配達してくれる?
後回しにされた注文者のほうから、チャット等で「住所教えますので先に配達してくれませんか?」とお願いしたらどうでしょうか?
それでも結局、お断りされると思います。
Uber Eatsのルールに反しますし、もしなにか手違いがあったら、Uber Eatsの本部のサポートは期待できません。下手したら配達パートナーがアカウント停止になると思います。
【重要】後まわし配達されない方法
「スタンダード」じゃなく「優先」にする
これが一番確実です。ただ有料オプションなんですよね・・・(+150~250円ほど)
▲Uber Eats注文の最終確認画面。
配達時間の項目に、「優先」「スタンダード」という2択が表示されます。
初期設定では「スタンダード」が選択された状態で、これは平たく言うとW配達で後回し配達になっちゃうかもよ、ということみたいです。
しかしお金を追加で出して「優先」を選択すると、W配達で一番初めに配達してくれるみたいです。
「優先」の下に『直接お届けします』という文言が添えられていますね。
ただ、この「優先」という項目は、W配達の際、1番目に配達しますよ!ということで、他の面で優遇されるということは無いとのこと。
ウーバーの優先配達ですが、運営から回答が来ました。
優先のメリットはダブルの場合に1件目になるそうで、それだけ。シングルの場合はメリット無しです。
つまり配達員の目線で見るとダブルで遠い方から先に行かされる事があります。今後のダブルには要注意です。#ubereats配達員 #ウーバーイーツ pic.twitter.com/84ihyi8PmL— とー@東京 (@UBER82980939) April 2, 2021
私の考えでは、自宅から近いレストランから注文するときは、後回しになる可能性が低く、後回しになっても大して時間のロスはありません。
なので近場から宅配してもらう時、具体的には家から1キロ圏内くらいならば、「優先」にする意味は無いと思います。
逆に遠くのお店を注文するときは、どうしても後回しになるケースが多いので、「優先」を選択するのもアリかと思います。
さらに深掘りした内緒の話
さきほど、W配達で、配達パートナーは配達する順番を選べない・・・と書きました。
しかし賢い配達パートナーは、(極端な後回し配達がありそうな)ヤバ目のW配達は波乱の予感を感じて、2人目の注文者を事前キャンセルして、無理やり1件配達にしてしまいます。
▲配達パートナーが注文を受諾する際、上図のように大まかなW配達の様子が分かります
なのでこの受諾した時点で、2人目の注文者をかなり待たせてしまいそうだな・・・と直感したら、2人目の注文をキャンセル。これを業界用語で「受けキャン、または解体」といいます。
逆方向のW配達、冷めたらクレームが来そうなマクドナルドのW配達、または商品を崩してしまいそうな寿司屋のW配達・・・などなど、配達員にとっても注文者にとっても不幸な結果が見えそうなW配達は、すべて解体してシングル配達にしてしまいます。
解体されて宙に浮いた配達は、また別の配達パートナーに受諾されます。
あまりにも長距離すぎる注文だったり、大量すぎる注文は、なかなか配達パートナーが決まらず、たらい回しにされますが、またこれは別の機会にお話ししましょう・・・