フードデリバリーを注文するときに、知らないと損する「ゴーストレストラン」の意味とは?
あなたも知らないうちに注文してるかもしれないゴーストレストラン!
この言葉の意味を超分かりやすく解説していきます♪
この記事の最後には、ゴーストレストランの見分け方についても書いておきますね。
ゴーストレストランとは?
ゴーストレストランとは、簡単に言うと以下の通り。
実際に街には存在しないのにUber Eatsや出前館に出店されているお店、これをひとくくりで『ゴーストレストラン』と呼んでいます。
アプリ上だけのお店であり、別名バーチャルレストランと呼ばれたりもしますね。
例えば、↓下の画像をみてください。
Uber Eatsには、丼二郎というお店が出店しています。
しかしこのお店は、実際に街には存在しません。
試しにGoogleマップで「丼二郎」と検索してみてください。丼二郎という丼屋さんは検索に出てこず、物の見事にラーメン二郎が出てくるでしょう。(もちろん「丼二郎」はラーメン二郎とは全くの無縁です)
そう、この丼二郎はゴーストレストランなんです。
ここで誤解に無いように書いておきますが、ゴーストレストランの中にも美味しいお店はいっぱいあります!
今例に出した丼二郎も、ボリュームがあり男性向けではありますが、注文数は多いお店です。
ただゴーストレストランのなかには「え?」と疑問を持ってしまうような場所もあります。
それはどういうことか?ゴーストレストランのデメリットなどもあわせて、今からまとめていきたいと思います。
その前に、ゴーストレストランにもいろいろなタイプがあります。まずはそこから書いていきたいと思います。
ゴーストレストランの3つのタイプとは?
その①:セントラルキッチンのタイプ
一番多いのが、セントラルキッチンのゴーストレストラン。Uber Eatsなどのアプリでは、元祖とも言っていいタイプ。
ひとつのお店で、たくさんのゴーストレストランを運営しているのが特徴です。
代表的なのが、小僧寿しなどの屋号でお馴染みの『デリズ』、宅配お弁当屋の『かさねや』です。
最近ではコンビニのローソンが店内のキッチンを利用して、複数のゴーストレストランを出店しています。
その他にも居酒屋、インド料理屋がセントラルキッチンの経営をしてるケースも多いです。
上の図の通り、小僧寿し(またはかつてん)などの実店舗を構えながら、店内のキッチンではUber Eatsや出前館に出店しているたくさんのゴーストレストランの料理を作っているわけです。
その②:間借り型のタイプ
ゴーストレストランのブランドが、いろいろな実店舗を間借りしながらチェーン展開されるタイプ。
たとえば「アサイー沖縄LABO(仮名)」というゴーストレストランがあったとします。
そのゴーストレストランを、中央区では中華料理屋で、江東区では唐揚げ屋で、墨田区ではタイ料理屋さんで・・・みたいな感じで、さまざまな実店舗と契約して、Uber Eatsなどに出店しています。
街のごくフツーの喫茶店が、裏でちゃっかりゴーストレストランをやってたりするので、Uber配達パートナーにとっては「初見564」だったりします。
その③:文字通りゴーストなレストラン・・・のタイプ
Uber配達パートナーでも初見で見たときはビックリ!何も知らない消費者にとっては、さらにビックリすると思います。
文字通りゴーストなレストラン。
その①では実店舗がセントラルキッチンの役目を果たしていることを紹介しましたが、今度は違います。
雑居ビルの空きテナントや、謎の工場の一室、挙句の果てには単なるアパートの一室、普通の民家の一室(?)を利用して、ゴーストレストランを運営しています。
ひとつの場所で、10~20のゴーストレストランを運営してることなんてザラです。
もちろん実店舗なんてありません!
このタイプのゴーストレストランは超・超・超ピンキリで、真面目にやってるところもあれば、めちゃくちゃ不衛生な環境で調理しているヤバイ場所もあるんです。
私が見た中では、アパートの一室で携帯電話で話しながら調理したり、なぜか子供の遊び場になっていてホコリ舞う中で調理してるところもありました。
もちろん、真面目にやってるところもありますが(再度の念押し)
ゴーストレストランのデメリット
デメリット①:専門店と思わせる手法に抵抗感マシマシ
はっきり言います。私はゴーストレストランに抵抗感があります。
ゴーストレストランに関しては、Uber Eatsアプリに親切に「このお店はゴーストです」なんて書いてありません。
本当に街に実在するお店かのように錯覚させられます。
しかも(最近はかなり減りましたが)○○専門店とか元祖○○と表記してあるゴーストレストランもあります。
この専門店と誤認させるようなゴーストレストランの手法は、知らない人からしたら抵抗感があるはずです。
たとえば、あなたが元祖つけ麺○○というお店をUber Eatsで注文するとします。
↓こんな感じの行列ができるような人気のつけ麺店なのかな~と期待させておいて・・・
実際は雑居ビルの一室にあるゴーストレストランだったらガッカリしますよね?
しかもゴーストレストランは、たいていひとつの場所で10店くらいはゴースト出店してるから、ホントに専門店の味なの?と疑問しかありません。
この記事の最後には、Uber Eatsアプリでのゴーストレストランの見分け方も書くので、ぜひご参考に。
デメリット②:値段が高い
専門店に見せかける手法だからか分かりませんが、ゴーストレストランは値段が高いです。
ホンモノの専門店と同じくらい、いやそれ以上に値段が高いです。
実際に配達してみると、この量でこの値段!?と驚くことがほとんど。
自分のご褒美にウーバーする場合、やはり高い値段出すなら、ゴーストより本当に街にある人気の専門店のほうがいいですよね・・・
もちろん、中には高いけど美味しい!!というゴーストレストランの商品も多いので、それはこのブログで食レポ出来たらなと思ってます♪
ぜひトップページをブックマークしておいて、暇な時に遊びにいらしてくださいね!
ゴーストレストランの評判
X(旧Twitter)では、事情通(?)によるさまざまなゴーストレストランの評判(って言うか暴露)を見ることができます。
エグいゴーストレストラン。25も店名を名乗るケースは初めて目にしたが検索スパムも良い所。絶対に使わん様にしたいが悪評が立てばクソ居酒屋よろしく店名ロンダリングするのが目に見えてる。とりあえず優良誤認狙いの「専門」は名乗らんで欲しい。 pic.twitter.com/cnkWbmnFtt
— SI (@sieiri3) May 23, 2021
鮨おゝたに、鮨よし田、鮨屋すぎ嘉、鮨処の海鮮丼すがやま、いくら丼いのうえ、まぐろ丼と海鮮丼近衛、ご褒美ねぎとろ丼久兵衛…and more
これ全部ウーバーイーツ上にある杉玉のゴーストレストラン。
杉玉自体、別に悪い内容ではないんだから、なんでこんなお客をひっかけるようなことするんだか… pic.twitter.com/1vqGEXU0ev— 中将タカノリ (@chujyo_takanori) October 27, 2024
全部同じ住所なのでやりきれてなくて120分じゃすまないゴーストレストランもうやめたら?w pic.twitter.com/D68cQYsuuu
— ᴹᴵᴬ ᴍɪᴀ ᙢᓰᗩ ℑ ⓜⓘⓐ (@mia_sloter) November 3, 2024
ゴーストレストランの見分け方(+避ける方法)
まずはじめに「ゴーストレストランをどーしても頼みたくない!」という方へ。
一番確実なのは、知ってるお店、有名なお店しかデリバリーしない!これに尽きます。
それだとデリバリー出来るのは、マック、ケンタ、ファミレスといったチェーン店だけになってしまいます・・・
しかしせっかくUber Eatsアプリを使うのに、それだともったいないです。
街には、実際に人気のあるお店がUber Eatsに加盟しており、外に出られない人でも気軽にデリバリー可能です。
たとえば人気のタピオカ屋だったり、手作りハンバーガー屋だったり、行列のできるラーメン屋だったり。
ゴーストレストランを避けるあまり、こういう本物の専門店の味と巡り合うチャンスを逃してしまうのは、もったいないと思います。
①店名をGoogleマップで検索する
まず気になったUber Eatsのお店。お店の名前をじっさいにGoogleマップで検索してみましょう!
Case.1 や台ずし
Uber Eatsにある「や台ずし(やたいずし)」が気になったとします。
そこでGoogleマップで「や台ずし」と検索すると・・・
↑見事にGoogleマップで「や台ずし」が出てきました。写真を見ても実際にあるお店のようなので、「や台ずしはゴーストレストランでは無く、ホンモノの専門店」ということが分かったわけです。
Case.2 スパゲッティの小屋
今度はUber Eatsにある「スパゲッティの小屋」を調べてみましょう。
Googleマップで検索してみると・・・
↑まったく検索に出てきませんでした・・・
なので「スパゲッティの小屋はゴーストレストランである」と分かるわけです。
②住所そのものをGoogleマップで検索してみる
先ほどの①店名を検索する方法もいいですが、②住所を検索すると、ゴーストレストランの運営元が分かる可能性があり、注文するかどうかの決め手になります。
もしも住所検索して、居酒屋が出てきたら「その居酒屋が運営しているゴーストレストラン」
小僧寿しがでてきたら「デリズが運営しているゴーストレストラン」
何もないビル、住宅地が出てきたら、「文字通りゴーストなレストラン(ハズレの可能性あり)」
・・・こんなふうに結論が出せます。
居酒屋がやってるゴーストレストランならば、信用できそうだから注文してみるか・・・こんな風な選び方もアリです。(居酒屋のゴーストは高いけど美味しいですw)
ではさっそく住所を調べてみましょう。
さきほどの「スパゲッティの小屋」を再び調べてみます。
↑Uber Eatsアプリのお店の詳細画面。お店の名前の下に住所などが書いてあります。そこをタップすると、住所の詳細を確認できます。
今回のスパゲッティの小屋の住所は、瑞江1-8-1
これをGoogleマップで検索してみると・・・
↑↑見事にローソンが出てきました!!
その結果、「スパゲッティの小屋はローソンのゴーストレストラン」ということが分かったわけです。
しかし、この住所を検索する方法も万能では無く、
都会だと、お店がたくさん入居した雑居ビルが検索ヒットしてしまい、どのお店がゴーストを運営しているのか判断できません。
また、最近では、Uber Eatsアプリに正確な住所を載せていないゴーストレストランまで登場する有様!(ぜったい故意でしょ・・・)
【裏ワザ】ゴーストレストランを避ける方法
先ほど、Uber Eatsアプリで、レストランの住所の調べ方を書きました。
同じ住所に(不自然なくらい)いくつも店がある場合は、ほぼ100%ゴーストレストラン。
またUber Eatsアプリにはお店ごとに☆評価があります。
☆5点満点ですが、☆4点を下回る評価の低いお店は、ゴーストレストランの可能性が大。
当サイト「フーデリのたまてばこ」では、ゴーストレストランの食レポをやっていくので、ぜひトップページをブックマークしておいて、もしも知りたいお店があったら調べに来てくださいね♪
おわりに
今回はゴーストレストランの意味を解説させてもらいました。
個人ブログなので、大手サイトでは書けないような批判的なことも書いてしまったかもしれません。
しかし、ゴーストレストランすべてがダメなわけではありません。
まじめに運営して、美味しい料理を提供してくれているところもあります。
おいしいゴーストレストランも紹介していきたいので、ぜひ柔軟に(しかしシビアに)考えたうえで、Uber Eatsなどで楽しいフーデリ生活を楽しんでいただければな、と思います。